RPAセミナーレポートセミナー来場者の64%がRPAを導入予定。実現したい自動化は事務処理が42%、次いでシステム連携が29%

RPAセミナーレポートセミナー来場者の64%がRPAを導入予定。実現したい自動化は事務処理が42%、次いでシステム連携が29%

毎日のように各種メディアで働き方改革に関する記事を目にします。人手不足、長時間労働の是正、女性が活躍できる職場環境、テレワークなど、さまざまな取り組みが、すでに多くの企業で実践されています。7月に発表された経済財政白書でも、働き方改革には、労働力の確保と労働生産性の向上の2つの視点が大切であると指摘しています。このような日本の労働環境の中、注目されていのがRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)。RPAとは、人が繰り返し行うパソコン操作をソフトウェアで自動化すること。労働生産性の向上に役立つとして、さまざまな業種、業務で導入が進められています。

7月に東京、大阪でユーザックシステム主催「RPAによる業務自動化セミナー」を開催しました。約80名が参加し、68名からアンケートを回収した結果、下記のようにRPAに関する状況がわかりました。

RPAの導入状況は、RPA導入済み11%、導入中3%を含めると、64%がRPAの導入を検討していると回答しました。興味のある人がセミナーに参加しているとはいえ、RPAの導入意欲の高い企業が多いと感じます。

RPAを利用したい業務では、1位が事務処理の42%と圧倒的に高く、次いでシステム連携の29%と、この2つで7割を超える分野となります。これまでシステム化投資に見合わない業務、手作業でやらざるをえない業務が企業内にはまだかなり存在することが伺えます。

RPAで自動化したい操作については、ブラウザ操作が25%、基幹システムの入力が17%で、そしてWindowsアプリの操作、メール操作、EXCELデータ入出力がそれぞれ15%と続きます。ブラウザ操作は、主に取引先サイトから受発注データのやり取りやインターネット上に公開されている情報収集のため、手作業で処理せざるをえませんが、基幹システムの入力を自動化したいという要望も意外と多くありました。

セミナーの第一部「働き方改革で注目されているRPAとは」では、我が国の労働力不足の現状や諸外国との労働生産性の比較、労働時間と労働生産性が負の相関にある点などを解説し、RPAの必要性と自動化に向いている業務の特性、導入時の注意点などを説明しました。

第2部では2つのRPAソリューションを紹介しました。Windows操作やブラウザ操作を自動化するAutoブラウザ名人と、メール操作やEXCELデータの入出力を自動化するAutoメール名人を、デモ実演を交えてご紹介しました。 第3部ではRPAによる業務プロセス自動化事例、第4部ではAutoメール名人の具体的な自動化ルール設定方法を解説しました。 このセミナー内容は、「RPAマガジン 創刊号(電子版)」を元にご提供しています。RPAに興味ある方はぜひご覧ください。

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