一回あたり、数十件分の受注処理にかかっていた時間が、
今までの2~3時間から30分に効率化しました。
業務改善を進め、人の判断や操作を極力排除した結果ですね。

ソリューション RPA受発注 製品名 Autoブラウザ名人
業種 小売業 規模 非公開または不明

事例(PDF)

事例概要

  • 悩み
    • ネットショップと基幹システムとの連携(受注、在庫・価格更新)が手作業だったため、タイムリーな処理が難しかった。< /li>
    • 好調な業績を背景に、手作業の負担が増大してきた。
    • 他社との競争(価格、納期・・)
    解決
    • 受注情報のダウンロード、在庫・価格情報のアッ・プロードを自動化。< /li>
    • 人の判断を最小限に。・担当者の負担軽減と迅速な受注処理の実現。
    • 仮想化による、ハードウェアの調達コストや管理コストの削減。

輸入タイヤの通信販売で急成長中の注目企業

輸入タイヤの通信販売で急成長中の株式会社オートウェイ 様(写真1)

自動車関連企業が多数進出する、福岡県の苅田臨空産業団地。輸入新品タイヤの通信販売で急成長中のオートウェイさまは、当地に本社・倉庫を構えています(写真1、2)。

同社は昭和44年(1969年)設立。設立当初のビジネスは再生タイヤの国内外向け販売でしたが、平成7年には同ビジネスを売却。新たに海外製新品タイヤの輸入販売に乗り出されました。そして、平成13年にはインターネット販売(ネット通販)を本格的にスタート。現在は、このネット通販事業が同社の業績をけん引しています。

同社にご採用いただいたのは、ブラウザ操作の自動化ソリューション「Autoブラウザ名人」。

ご採用の経緯や効果について、同社 専務取締役の岡本さま、営業部の庵下さま、情報システムの開発・保守を担う関連会社 オートウェイクリエイトの吉本さまにうかがいました。

楽天市場 ショップ オブ ザ イヤーを受賞(車・バイク用品ジャンル)

写真2:
30秒に1本のペースでタイヤの注文が入る「AUTOWAY LOOP」

―――オートウェイさまのビジネスについてお聞かせください

岡本
当社はグッドイヤーやミシュランなどの欧米有名ブランドをはじめ、ナンカン(台湾)、ネクセン(韓国)、エーティーアールスポーツ(インドネシア)などのアジアブランドのタイヤを輸入販売しています。販売方法はインターネットが9割、カタログが1割。前年比で約4割増の成長率です。

アジア製のタイヤは、国産と遜色のない品質を持ちながら、価格パフォーマンスにも優れています。全国各地のタイヤ取り付け店もご紹介していますので、ぜひご利用いただきたいですね。

 

庵下
インターネット販売では、自社サイトの「AUTOWAY LOOP」(写真3)からの受注が7割、残り3割が楽天さん、Yahoo!さん、ビッダーズさん、モバオクさんからの受注です。

 

―――ショップオブザイヤーとして表彰されていますね(表1)

庵下
2009年に楽天市場さんから車・バイク用品のジャンルでショップオブザイヤー、Yahoo!ショッピングさんから自動車部門でベストストア第一位などの賞をいただきました。ネットやカタログでご注文をいただく個人や法人のお客さま、商品を届けていただく運送会社さま、ご来店のお客さまなどから頂戴するご評価やご意見を日々、収集分析し、PDSAサイクルで改善に努めている成果が出てきているのではと思います。

2009年 上半期
 Yahoo!ショッピング 自動車部門ベストストア 第1位
 Yahoo!オークション 自動車部門ベストストア 第1位
 Yahoo!オークション カスタマーケア賞 第1位
2009年 下半期  
 Yahoo!ショッピング 自動車部門ベストストア 第1位
2009年 年間  
 楽天市場ショップオブザイヤー 車・バイク用品ジャンル賞  
 Yahoo!ショッピング&Yahoo!オークション賞 第1位
 Yahoo!ショッピング 自動車部門ベストストア 第1位
 Yahoo!オークション 総合ベストストア 第1位

表1:オートウェイさまは自社サイトの「AUTOWAY LOOP」のほかに、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Yahoo!オークション、ビッダーズ、モバオクに出店中。注目すべきはECサイトからの評価。お客さまやお取引先さまからの評価やご意見を収集・分析し、PDSAサイクルで改善に努めた成果の現れ。

 

―――お客さまと言えば、ショップのクチコミ情報に、「納品が早い」や「安い」、「利用して良かった」など、評価する書き込みがたくさんありますね

写真3:
PPバンドで結束して出荷。開梱後のゴミが最小限で済むため好評。
写真4:
準備が整い出荷を待つタイヤ。出荷が早いのは同社の強みの一つ。

吉本
有難うございます。早く出荷するにはどうしたらいいか、日々の業務改善の積み重ねをご評価いただけたのだと思います(写真3、4)。

庵下 
全員がいろいろな提案をしてくれますので、毎日が改善です。

吉本 
今回導入したAutoブラウザ名人も、出荷業務を早く回すために導入したとも言えますね。

受注データのダウンロードと、在庫や価格データのアップロードを自動化

写真5: Autoブラウザ名人のスケジュール実行機能で、ショップの管理画面にログインしようとするところ。

―――Autoブラウザ名人をどのようにお使いいただいていますか?

吉本 
二つの業務の自動化に活用しています。

一つは受注データのダウンロード。各ショップの管理画面にログインし、受注データをダウンロードしています。ダウンロードしたデータは基幹システムに受け渡し、出荷指図や在庫更新へと展開させています。

もう一つは在庫や価格データのアップロードです。Autoブラウザ名人に基幹システムの商品マスタを定期的にチェックさせ、在庫や価格に変動があった場合はそのデータを各ショップにアップロードさせています。どちらの業務も、各サイトに対し15分に1回のペースで自動実行しています。

導入当初はAutoブラウザ名人を2ライセンス購入し、ダウンロード用とアップロード用に1ライセンスずつ割り振っていました。その後、受注の伸びが顕著になったことや事務所の移転を機に2ライセンスを追加で購入し、現在はダウンロードとアップロードで2ライセンスずつ、計4ライセンスで稼働させています(図1、写真5)。

(図1)システム概要図

導入の目的

―――なぜAutoブラウザ名人を

庵下 
在庫の問題をクリアにしたかったのです。ショップに表示される在庫は、各ショップの在庫ではなく「オートウェイの在庫」です。つまり、Xという商品がショップAで品切れになれば、ほかのショップのXの在庫もゼロにする必要があります。更新に手間取ると、品切れにもかかわらず、ほかのショップからご注文が入り、お客さまにご迷惑がかかります。

また、当社は為替変動分の恩恵をできるだけお客さまに還元させていただくために、価格を細かく変えています。この情報も、いち早くショップに反映させたいと考えています。

吉本
当社は、在庫や価格などの情報は基幹システムで一元的に管理し、各ショップへは基幹システムの情報を反映させる体制を取っています。極力、リアルタイムに近い頻度で更新したいのですが手作業では限界があります。

Autoブラウザ名人の良い点は、VBスクリプトで開発できること、ジョブの管理が容易なところ、障害が起こった場合メールで知らせてくれるところ、スクリプトの修正が容易なところ、細やかな設定ができるところでしょうか。

自動操作ソフトという意味ではフリーソフトもあるようですが、運用が難しいように思います。

「AUTOWAY LOOP」は、万一障害が発生して自動化がストップした場合、すぐにご注文が溜まりますので運営には特に気をつかうところです。

導入後の効果

写真6:
受注センター。中央がネット通販、一番奥がカタログ販売を担当。1日1,200件もの受注を迅速に処理している。

―――ご導入後、どのような効果があったのでしょうか?

吉本 
Autoブラウザ名人の導入によって、ダウンロードやアップロードが15分に1回のペースでもれなく実行できるようになりました。

また、Autoブラウザ名人の導入を機に基幹システムの改善も同時に行いました。その結果、一回あたり、数十件分の受注処理にかかっていた時間が、それまでの2~3時間から30分に効率化しました。

受注処理が早くなったということは、その分出荷にも早く回せるということですね。これも業務改善の成果です

庵下 
すごい効率化になっています。導入してもらった前と後では、もう全然・・・(笑)。導入当初は自動化の設定にも苦労していたようですが、最近は安定稼働していますしね。

吉本 
年々受注件数が増加するなか事務処理の負担も増加していましたが、Autoブラウザ名人の導入によって、人員を増強することなく受注業務をこなせています。しかも残業も減ってきています。

また、ダウンロードやアップロードの操作には慣れが必要なため、以前は担当者もほぼ固定していました。導入後はショップによる操作の違いを意識する必要がほとんど無くなったため、担当者のローテーションも容易になりました。担当者も、環境が変わることによって気分一新、新たな改善提案も生まれやすくなっているようです(写真6)。

加えて業務のルール化が進みました。誰でも同じ品質・レベルの仕事ができるようにという、そういう環境の整備が進んだことが一番のメリットかなと思います。

―――仮想化していらっしゃいますね

吉本 
Autoブラウザ名人のライセンスを増やしたことで、ハードウェアの調達・管理コストが問題になってきました。そこでWindows Server 2008上でHyper-V(※1)を用い、仮想マシン環境で運用することにしました。Hyper-Vマネージャーで全端末を一括して管理ができるのでラクになりました。

Autoブラウザ名人のライセンスは現在4つですが、将来的には1ショップ1ライセンス体制も考えられます。その時、またハードウェアを購入するのかどうか、ということです。ハードウェアを購入するにしても破棄するにしても、個人情報保護の観点から、近年はきちんとした管理が必要になってきていますしね。

※1:Hyper-V
Hyper-Vとは、マイクロソフトが提供しているサーバー仮想化を行うための機能の名称で、Windows Server 2008対応の機能として初めて登場した。Hyper-Vを用いることで、サーバー運営に関わるコストの削減や、サーバーの使用率の向上などを図ることが可能になる。

今後のテーマ

―――今後のオートウェイさまについて

岡本 
当社がお付き合いをさせていただいているタイヤの取り付け店さんが、現在1500ほどあります。こちらとの関係を、もっと強化・発展させていきたいですね。お互いに勉強しあって、報告、連絡、情報共有をしあって成長していけるような・・・。今、面白い仕組みを考えていますのでご期待ください。

―――ありがとうございました。

2010年9月取材(記載内容は取材時の情報です)

 

企業プロフィール
会社名 株式会社オートウェイ
所在地 〒800-0365 福岡県京都郡苅田町苅田松浦3787-62
設立 1969年(昭和44年)
事業拠点 関東倉庫、中京倉庫、九州倉庫
事業内容 輸入タイヤ・ホイールの販売
Webサイト http://www.autoway.co.jp/
関連商品・サービス

Autoブラウザ名人

あらゆるブラウザ操作を自動化