【セミナーレポート】パートナー様向けRPA実践セミナー

【セミナーレポート】パートナー様向けRPA実践セミナー

2019年2月、SIer様をお招きし、「RPA開発ツールを学ぶ!! パートナー様向けRPA実践セミナー」と題してセミナーを開催しました。

RPAブームの昨今、エンドユーザー様から、RPAについてご相談いただくケースが増えているのではないでしょうか。では、RPAの提案時に気を付けておきたいポイントとは何でしょう。

SIer様へのビジネス支援をミッションとする、弊社パートナービジネス営業部 荒幡がセミナーで解説しました。

 

RPAの取り組み

冒頭、荒幡からユーザックシステムがRPAに取り組んできた経緯について、お話させていただきました。

当社は、2004年から業務自動化、現在で言うところのRPAに関わっており、おかげさまでRPAツールのユーザー様も780社を超えるまでになっています。荒幡からは、これまで当社が培ってきた経験やノウハウを、事例を交えつつお話させていただきました。

次に、荒幡から失敗するRPAについての解説がありました。それによると、気を付けておきたいポイントは3つあるとのこと。

以下、セミナーの内容をダイジェストでご紹介します。

 

失敗するRPA

一つ目のポイントは、業務の棚卸・標準化の重要性です。現在、手作業で行っている業務を単にそのまま自動化すると、失敗してしまうケースが多いと言えます。まず、業務の棚卸をすることで、業務の流れが見える化でき、改善すべきポイントが明らかになります。また、属人的になりやすい業務も他のメンバーと共有できるメリットもあります。一見、遠回りに思えますが、RPA導入を成功させるためには、業務の棚卸や標準化は最も大事なポイントだということです。また、RPAは本来、仕事を効率化するためのツールのはずですが、ともすれば、RPAを導入することが目的となってしまい、効率化や業務改善が置き去りになってしまうケースも散見されるので注意したいものです。

続いて、二つ目のポイントとして、RPAツールの安定性や機能の検証を挙げたいと思います。そもそも、RPAツールで目的とする入力項目やボタンの位置を指定する方法は、次に挙げた4つであると言われています。(1)オブジェクト指定、(2)キーボード指定、(3)画像指定、(4)座標指定の4つです。(1)のオブジェクト指定が最も安定度が高い反面、(4)の座標指定がもっとも不安定になりやすいと言われています。設定が簡単だからといって、(3)の画像指定や(4)の座標指定しか機能を有しないRPAツールを選択すると、先々で行き詰まりかねません。さらに、業務がスムーズに終了する場合のみをシナリオ化している場合も、実務には耐えられません。あらゆるエラーが発生することを想定してシナリオを作成しておく必要があります。

三つ目として、開発スキルや保守体制の重要性を指摘したいと思います。失敗する場合によく見られる傾向として、(1)思ったより開発が難しくて諦める、(2)情報システム部の協力が得られない、現場任せにしてしまう、(3)サポート体制が不十分である、の3つが挙げられます。

 

見落としがちなRPAの機能

次に、「見落としがちなRPAの機能」について、ポイントを4つ挙げてご説明します。

まず最初にご説明したいのは安定性です。先に、RPAツールで項目を指定する方法は(1)オブジェクト指定、(2)キーボード指定、(3)画像指定、(4)座標指定の4つであり、(4)の座標指定がもっとも安定性が低いとご説明しました。しかし、当社の調べでは、50万円するRPAツールの中でも、座標指定しかできないものもあるようです。せっかく導入したRPAツールが、頻繁に止まってしまうと導入した意味がありません。安定性については、特にしっかりチェックしたうえでツールを選定したいものです。

次は自動化に不可欠なスケジュール実行について解説します。RPAツールは自動的に動くものですが、人間がスタートボタンを押してやらないと動かないツールもあります。そのようなツールで自動処理を試みる場合、Windowsのタスクスケジューラ機能を利用するケースが多いようですが、あまり融通が利かない場合があるので注意が必要です。また、別途運用管理ツールを導入して制御する場合も見受けられますが、導入費用はピンキリですので、これについても注意が必要です。やはり、RPAツール自体でスケジュール管理ができるかどうかを評価ポイントにしていただければと思います。

次のポイントは誤動作時の検知と通知です。Windowsアプリの操作を自動化する場合は、さほど意識する必要はありません。しかし、ブラウザを介した処理を自動化する場合は、デザインが変わったときなどに処理が止まってしまうことがありますので注意が必要です。自動化処理が停止した際は感知して、担当者にメールで知らせる機能があると便利です。さらに、エラー画面のスクリーンショットをメールに添付してくれると、管理者の方のアクションもそれだけ早くなるでしょう。

最後に大量のデータ処理をRPAで実行すべきかどうかについて解説したいと思います。RPAは、画面上のデータをコピーして、別の画面にペーストする処理が多いと思います。一見、「すごいな」と感じる部分もありますが、本当にコピペで処理するべき仕事なのか、それともデータ変換ツールやプログラム開発などを経て高速で処理をさせた方がいいのか。しっかり見極めることが重要です。

 

まとめ

ここまで、SIer各社様に、エンドユーザー様へのRPA提案時にご留意いただきたいポイントをまとめてお伝えしました。

ユーザックシステム パートナー営業部 荒幡
ユーザックシステム パートナー営業部 荒幡

冒頭、ご紹介したように、当社は2004年から業務自動化、いわゆるRPAに携わっています。最初は、取引先のWebEDIサイトから、受注データをダウンロードする作業の自動化に取り組みました。受注業務は、企業間取引の根幹を成すものであって、これが止まってしまうと大問題になります。このため、従来のJCAや全銀などのEDIとは異なる、インターネット、しかもブラウザという不安定なインフラ上で、止まらず、安定して動作し続ける点を重視し、今日までツール開発・機能強化に取り組んでいます。

昨年発売を開始したAutoジョブ名人は、まさにこの開発思想のもと、開発を進めてきました。「見落としがちなRPAの機能」でご説明した、「安定性」「スケジュール実行」「誤動作時の検知と通知」で挙げた機能については、いずれも実装しています。また、BtoBにおいて特に必要とされる機能「データ変換」についても、オプションでの機能拡張が可能です。

貴社エンドユーザー様へRPAツールをご提案される際は、ぜひ本レポートで挙げたポイントについて、参考にしていただければと思います。

貴社のビジネスにお役立ていただければ幸いです。

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