特集 流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)

流通BMSとは?そんな疑問にお応えします!

流通BMSとは、流通ビジネスメッセージ標準のことで、経済産業省の「流通システム標準化事業」により、日本チェーンストア協会、日本スーパーマーケット協会など業界団体が検討を重ねて作成された、流通業界における新しいEDIのガイドライン。通信基盤はインターネット、データ表現形式はXMLを採用するほか、データフォーマットや業務プロセスにおいても標準化された。これまでのJCA手順に比べ通信速度が向上し、流通業界全体の業務も効率化されるとして期待されています。

※「流通BMS」および「流通ビジネスメッセージ標準」は(財)流通システム開発センターの登録商標です。もっと詳しく知りたい方はこちらから

流通BMS 導入事例
株式会社 ヤクルト本社 様 ロゴマーク
株式会社 ヤクルト本社 様
導入・移行コストは既存システムに比べ半減するとともに、
維持管理費用も激減。
日本農産工業 株式会社 様
日本農産工業 株式会社 様 ロゴマーク
日本農産工業 株式会社 様
新規EOS先への対応のスピードアップやコスト削減、サーバーでの集中管理によるTCOの削減などの効果を実現。
恩地食品 株式会社 様
恩地食品 株式会社 様 ロゴマーク
恩地食品 株式会社 様
ついに当社も「流通BMS」の要請が。でも、思った以上にスムーズに対応でき、通信時間短縮などの効果も実感しました。
サカモトロジ 株式会社 様
サカモトロジ 株式会社 様 ロゴマーク
サカモトロジ 株式会社 様
安全にモノを運び信頼されてきた物流サービス。さらの流通BMS対応が加わり、EDI関連サービスが充実しました。
流通BMS 最新トピックス
2011年2月1日
流通BMS協議会、「流通BMS導入事例セミナー −事例で学ぼう!使い方・活かし方−」を開催(東京。3月15日 木)
2011年1月30日
ユーザックシステム、リテールテックにて流通BMS対応事例を講演
2011年1月23日
ユーザックシステム、「【システム会社様限定】流通BMS対応解説セミナー」を開催(東京。2月16日 木)
2011年1月23日
ユーザックシステム、「2012年流通BMS最新動向と導入企業の事例紹介セミナー■東京■」を開催(東京。2月28日 火)
2011年1月23日
ユーザックシステム、「2012年流通BMS最新動向と導入企業の事例紹介セミナー■大阪■」を開催(大阪。3月6日 火)
2012年1月16日
日本事務器(株)、「新たなEDI標準「流通BMS」導入実践セミナー」を開催(埼玉。1月27日 金)
2011年11月14日
ユーザックシステム、「【流通BMSの要請を受けた企業様向け】もうこれで迷わない!「流通BMS」導入手順セミナー」を開催(大阪。12月8日 木)
2011年10月24日
日本事務器(株)、「新たなEDI標準「流通BMS」導入実践セミナー in大阪」を開催(大阪。11月16日 水)

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流通BMS基本情報

「なぜ流通BMSなのか」

JCA手順によるオンラインの課題を解決するため、小売・卸・メーカーが集結。 通信回線がインターネットになり、各社バラバラであったEDIメッセージを統一した。三十年にわたり利用されてきたJCA手順がいよいよ終結に向かう。

1982年、日本チェーンストア協会に加盟する小売企業が中心となりオンラインを標準化、JCA手順が制定された。1985年にはVAN事業が全面的に自由化され、これまで小売が自らおこなっていたデータの集配信をVAN事業者に委託し、JCA手順によるオンラインが一気に普及した。

取り扱うデータも受注から出荷、請求、支払などに拡大しEDIと呼ばれるようになる。しかし長年各企業にメリットをもたらしたEDIは、様々な問題点が浮き彫りになってきた。

@小売毎の対応が必要
 やり取りするメッセージ(受注や請求データのこと)の内容が小売毎にバラバラで、注文を受ける企業では各社ごとのシステム開発が必要となる。

Aモデムの入手が困難
 電話回線を利用するために必要となるモデムが製造されなくなってきた。

B通信速度が遅い
 データ量が増大した現在、通信速度が遅いため、出荷などの業務に支障をきたしている。

さらに近年、WebEDIといわれるインターネットを利用した受発注システムが普及している。 これはブラウザ操作により受注データをダウンロードするため手作業を伴う。各社毎に操作方法が違うばかりか、自動化が非常に困難である。

こうしたEDIの問題を解決するため、経済産業省は流通システム標準化事業を推進してきた。小売・卸・メーカーなど多くの企業や団体が参加し検討を重ね、実証実験を通してまとめられたのが「流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)」だ。

流通BMSの最大の特徴は、対象とする業務プロセスを明確に整理したことで、メッセージ種及びデータ項目の定義がより明確になった。

そして多くの業界・業態が参加して標準を策定したことも大きな意味を持つ。
これにより小売とのEDIが統一され、個別開発から解放される。
また、通信はインターネットを利用するため、通信速度が格段に向上する。 そして「検品レス・伝票レス」を実現し、業界全体の業務の効率化を目指している(図1)。


流通BMSの特徴


経済産業省から事業を引き継ぎ、流通システム標準普及推進協議会(流通BMS協議会)を運営する財団法人流通システム開発センターは「流通BMSは流通業界の共通インフラであり、より多くの企業に導入してもらいたい」とし、維持・普及に取り組んでいる。

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「果たして流通BMSは普及しているのか」

小売82社、卸・メーカー120社が導入済み。イオンは2012年末までに切り替えを要請

2007年春に流通BMSが発表され、すでに4年以上経過した。注目されている流通BMSは果たして普及しているのか。

流通BMS協議会が実施している導入実態調査で社名公開に応じた企業は、小売が82社、卸・メーカーが120社(2011年10月1日現在)。導入予定もそれぞれ、23社、24社となっており、年を追うごとに着実に導入企業が増加している。

業種でみるとスタート当時は、グロサリー(加工食品、酒類、日用品)の取引に限られていたが、現在では生鮮食品、医薬品、DIYなどに広がっている。また、百貨店においてはアパレルとの取引で新たな標準作りを行い、POS売上や消化型の取引など26メッセージを策定した。この百貨店メッセージは島屋、丸井が早くから導入をすすめ、EDI化率の向上に取り組んでいる(図2)。


流通BMSの標準仕様の2つの体系


2011年に入りイトーヨーカ堂、ユニー、マイカル、西友など大手小売が相次いで流通BMS導入説明会を開催。イオンは説明会で取引先に対し、2012年末までの切り替えを要請している。期日を明確にする理由は「一、早期のサプライチェーン全体最適化を推進、二、事業継続リスクの対応(取引先EDIシステム停止リスク対応)、三、大型汎用機のリプレースによるITコスト低減」としている。

いずれの小売も広く取引先に理解を求め、業界全体の効率化につながるよう流通BMSへの早期移行を願っている。

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「流通BMS導入に失敗しないための10の検討のポイント」

小売から要請を受けた卸・メーカーは流通BMSに対応したパッケージソフトを検討することになる。小売の説明会では推奨ソフトを紹介しているが、他のソフトもIT各社から数多く提供されている。その中でどのソフトが自社に適したものか、なかなか判断しづらい。そこで、流通BMS導入に失敗しないための10のポイントを紹介する。

まず、複数の小売との流通BMSに対応するには、1)小売の追加対応が可能か、2)小売の追加対応コストは適切か(または自社で開発可能か)、3)将来、PCからサーバーなどにシステム拡張できるかが重要。特定小売専用ソフトは複数小売の対応が難しい場合があるので注意が必要だ。
次に、開発コストを抑えるという視点では、4)データマッピング機能は使いやすいか、5)基幹システムとの連携は容易か、6)EDIシステムに各種メッセージをDBとして保管できるかをチェックしたい。流通BMSで仕様が統一されたとはいえ、小売ごとに取り扱う項目に違いがある。また基幹システムとの連携システムも必要だ。データマッピング機能の使いやすさがこれらデータ変換の開発に大きく左右する。

さらにEDI業務をどこまでカバーしているかという点で、7)拠点や複数端末からの処理は可能か、8)データの新規、訂正入力や帳票出力は可能か、9)出荷検品に対応しているかも確認しよう。そして、EDIを再構築する場合は、10)JCA、全銀、全銀TCP/IP手順にも対応している必要がある。(図3)


流通BMS対応パッケージ 10の検討ポイント


出荷実績1000本を誇るEOS名人、流通BMSからレガシーまで中堅企業のEDI業務をトータルでサポート

流通BMS協議会の支援会員である当社は、流通BMS普及に向け、卸・メーカー向けEDIパッケージ「EOS名人」を開発している。通信機能(流通BMSやJCA手順など)だけでなく、追加入力やデータ訂正、さらに帳票発行機能までを実装し、基幹システムではカバーしきれないEDI業務全般をサポートする。

流通BMS対応を機にEDIを汎用機やオフコンからオープン系に再構築したいという企業も多く、システムの移行や維持コストを極力抑えたいというニーズが高まっている。
そのため「EOS名人」は、流通BMSの基本形9メッセージをデータベースで提供し、データマッピング機能の使いやすさも追求している。

大手小売が流通BMSの導入を急いでいるとはいえ、しばらくはJCA手順によるEDIも残るだろう。しかし、いつまでも維持コストが高くつく基幹システムに残しておくわけにはいかない。
またWebEDIの対応(自動化、基幹システム連携など)も見過ごせない。

流通BMSだけの対応ではなく、今後のEDIプラットフォームをどうすればよいのか、検討する良いチャンスかもしれない。

※2011年11月10日発行の月間ロジスティクスITに掲載された記事を転載させていただきました。

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流通BMSがよくわかる小冊子を差し上げます。(無料)

流通BMSの導入はネットワークのしくみが変わるだけではありません。物流システムにも大きな影響を与えます。

それは、「伝票レス」への対応です。

流通BMSの大きな目的は、流通業界全体の業務の効率化にあります。そのため、先に説明したように「伝票レス」というしくみが非常に重要なポイントとなります。

では、「伝票レス」に対応するにはどのような前提条件が必要になるでしょうか。この前提条件は非常に重要ですので、自社の物流システムの現状を再確認し、いつでも「伝票レス」に対応できるよう準備しておきましょう。

詳しくは小冊子「『流通ビジネスメッセージ標準』の導入に失敗しない7つのチェックポイント」に詳しく解説しています(全30ページ)。この小冊子はご希望の方に無料でお届けしておりますので、ぜひこちらからお申し込みください。 小冊子表紙

小冊子の目次

  • はじめに
  • 第1章  なぜ新しいEDIの標準化が必要なのか
  • 第2章  今までと大きく異なるシステム形態
  • 第3章  標準化の経緯と対象業務
  • 第4章  物流システムも対応が必要
  • 第5章  何をすればよいのか
  • 第6章  システム構築時の留意点
  • 第7章  流通BMS導入のメリットと今後の動き
  • おわりに

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