(株)日本製粉システムセンター 佐藤 彰夫さん(右)、木戸口 智明さん(左)拡大・詳細
「オーマイ」ブランドのスパゲッティでもおなじみ
日本初の近代的機械製粉会社として明治29年(1896年)に設立された「Nippn」、日本製粉(株)様。小麦粉にこだわり続けるその歩みは、日本の製粉産業の歴史そのものと言えるだろう。「オーマイ」のスパゲッティなどで知られ、小麦粉及びその関連商品を日々私たちの食卓に送り続けてくれる日本製粉(株)様の情報システムは、100%子会社の(株)日本製粉システムセンター様(以降、同社)が、その開発・導入・運用・保守を担っている。
先ごろ同社では近年増え続けるWebEDIの受注業務を効率化するために、ユーザックシステムの「WebEDI受信名人」(※)を導入した。売上高2000億円超、昨年に引き続き今期(第183期)も増収増益が確実視される日本製粉(株)様を情報システムで支える同社にとって、「WebEDI受信名人」(※)はどのように役立っているのだろうか。同社システム部 部長代理の佐藤さんと木戸口さんにお話しをうかがった。
「数年前より、取引先のWebEDIサイトを利用して、注文情報を受け取ったり、納期回答や出荷実績の報告などを行ってきました。WebEDIサイトに対するブラウザ操作などは日本製粉の本店や支店の担当者が行ってきましたが、もちろん全て手作業でしたので大変でした。」と佐藤さん。木戸口さんも、「当時、約50ものWebEDIサイトに対し、手作業で対応していました。例えば、ある大手コンビニエンスチェーンのWebEDIサイトでは、受注情報画面や在庫情報画面の印刷、それと納期回答入力や入庫入力などを行わなければなりません。このため、約40分もの時間がかかっていたのです。」と説明してくれた。さらに佐藤さんから、 「今後は、もっとWebEDIが増えるでしょう。そうなると、ますます現場に負担がかかってしまいます。そこで、何とかシステム化したいと考えたのが検討のきっかけでした。」と説明していただいた。
スクリプトを開発中の木戸口さん拡大・詳細
ブラウザ操作を自動化するソフトをインターネットで検索した結果、同社の目に留まったのが「WebEDI受信名人」(※)だった。 このアプリケーションには、ブラウザ操作の記録や再生、外部プログラムの起動、自動巡回機能(タイムスケジューリング機能)、自動実行結果(ログ)の保存、管理者へのメール通知、スクリプト(=自動実行手順)開発支援機能などを備えているので、取引先企業それぞれのWebEDIサイトへのアクセス、ログイン、ボタン操作、受注データ表示、ダウンロード、ログオフといった一連の操作を自動化でき、受注業務をミス無く決まった時間に処理することが可能になるのだ。
もちろん、ブラウザ操作の記録や再生ができるだけでは実際の運用には耐えられない。記録した手順と全く同じ画面が常に表示されるとは限らないからだ。
例えば、実行手順を記録する際には受注データが1件あったので、その1件だけを選択してダウンロードしたとする。翌日からそのスクリプトを再生すると毎回1件だけが選択されてダウンロードされるが、もし、データが2件以上あった場合や0件だった場合はエラーになってしまう。
このような場合にも対応するスクリプトに仕上げるためには、記録したスクリプトに手を加える必要がある。すなわち、条件によって処理を分岐させるなど、スクリプトの機能を拡張しなければならないが、そのためのツールとして「スクリプト開発支援機能」も用意されているので、様々なタイプのWebEDIサイトに対応することが可能なのである。
日本製粉(株)様本店ビル。(株)日本製粉システムセンター様もこのビルにオフィスを構える。
検討を重ねた結果、2005年12月、日本製粉(株)様の本店と大阪支店、並びに同社に「WebEDI受信名人」(※)を各1台導入していただいた。
実際の運用だが、まずはユーザックシステムが大手スーパーとコンビニエンスチェーンのWebEDIサイトを自動化するスクリプトを開発。それ以降は木戸口さんがスクリプトの開発を行うことになった。
ユーザックシステムが作成したスクリプトは、ログインから受注データのダウンロードまでの一連の流れを自動化させたもの。これにより、1社につき約5分/日の効率化が可能になった。月間では約100分である。 一見少ないようにも思うが、毎日の単純作業から解き放たれた意義は大きい。また、今後他のサイトへの自動化が進めばさらに大きな効果が見込めるのだ。
「導入後は、ユーザックシステムに作ってもらったスクリプトとマニュアルを参考にしつつ、私の方で、外食チェーンやコンビニエンスチェーンのスクリプトを6つ作りました。1つのスクリプトを作るのに、大体2日位かかっていると思います。特殊なWebEDIサイトで1週間位でしょうか。もっと作りたいのですが忙しくて(笑)。自動化の結果、現在は1日1時間位効率化できたと考えています。今後は、もっと自動化を進めて行きたいですね。」と木戸口さんは語ってくれた。佐藤さんからも、 「スクリプトの開発が進めば、他の拠点への展開も考えていきたいですね。」と評価していただいた。
※現行製品名:Autoブラウザ名人
| 本社 | 〒151-8537 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 TEL.03-3350-2566(代) http://www.nippnsc.jp/ |
| 設立 | 昭和56年 |
| 代表者 | 代表取締役社長 花田 政和 |
| 資本金 | 2,000百万円 |
| 売上高 | 6億7,000万円(平成18年度) |
| 従業員 | 26人(平成18年4月1日) |
| 事業内容 | コンピュータによる情報処理、ソフトウェア開発、情報システム及び関連機器の販売 |