「勤勉なる労働を通じてこそ、真の人格が形成される」
稲盛塾長の講話です。
リーダーは立派な人格を備えていなければなりません。しかし、人格というのは時々刻々と変化するのです。あの人は人格者だと一時は思っても、社会環境やら、いろんな環境が変われば、その人の人柄は変わるのです。
私は昔、よく「晩節を汚す、老人ボケをする年寄りが多すぎます。ですから、まだ正義感の溢れる若いときに正しいことを貫いてやるべきだと思う」ということを言いましたが、一生懸命働くことによって作り上げた、晩年までかけて、若いときからずうっと苦労に苦労を重ねて、真面目に一生懸命仕事に打ち込むことによって作り上げた人格というのは、そう簡単に狂うものではありません。つまり、そういうプロセスを経て作り上げた人格者、そういう人をリーダーに選ぶべきです。
真面目に一生懸命仕事に打ち込むこと。それは自分の人生、自分の人格を作り上げるためにもたいへん大事なことなんです。ですから私は、会社の仕事をうまくいくようにするために、ただ真面目に一生懸命頑張れよ、頑張れよと言うのではなくて、それは個々人、京セラという会社に勤めている社員、その人達の個々人の人間性を高めていくことにもつながるのですから、ぜひ、真面目に一生懸命頑張ってくださいよ、と申し上げているわけです。

