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《 宇宙の意志と調和する心 》

稲盛塾長の講話です。

何故心を美しく、純粋なものにしなければならないのか? 
それは宇宙の意志と調和する心になるべきだからです。
フィロソフィの中で私は「宇宙の意志と調和する心」ということを次の様に社員に語っております。


 この世の中には全てのものを進化発展させていく流れがあります。
これは「宇宙の意志」とも言うべきものです。
宇宙の意志は、愛と誠と調和に満ち充ちています。
人の思いが発するエネルギ-と宇宙の意志とが同調するのか、反発し合うのかによって、その人の運命が決まっていきます。
 宇宙の流れと同調し、調和するようなきれいな心で描く美しい思いを持つことによって、運命も明るく開けていくのです。

清らかな心、美しい心であれば、なぜ心が平安になるのか?単に言われても理屈っぽい我々現代人には納得できません。
私自身も納得出来ませんでしたが、宇宙には【宇宙の意志】があることに私は気づきました。
地球が存在する太陽系は銀河系のごく一部です。銀河の中には太陽系と匹敵するものが何千億とあるだろうと言われております。
つまり宇宙はとてつもなく大きなものでありますが、物理学者によると、この広大な宇宙も、始めはごくごく一握りの超高温の素粒子の塊であったそうです。
その素粒子が爆発を起こして膨らんでいき、現在でもまだ猛烈なスピ-ドで膨らみ続けていることが証明されています。
元々は一握りの素粒子が爆発を起こし、これだけ巨大な宇宙を作ってきたわけです。  
そんな一握りの素粒子から出来るものかと思われるかもしれませんが、いろんな理屈を考えてみてもそうなんです。
つまり、宇宙は「空」から生まれたわけです。
仏教でも「色即是空」と言っており、在ると思えるものは全部空だと言っております。 
今日の宇宙を作った元は素粒子、その素粒子は一番小さい原子つまり水素原子より更に小さいものであります。
小さな素粒子が何個か集まり陽子を作り、中性子を作り、中間子を作り、中間子の働きで陽子と中性子が結びついて原子核を作り、現在の物質世界の原子を作ってきたのです。
今度は原子同士が結びつき、化合物を作り、化合物同士が結ぶついて、高分子が出来、高分子にDNAという蛋白の高分子が結びついて生命体が誕生しました。この宇宙は元々何もない素粒子でしかなかったものが、一瞬たりともその存在のままでいようとせず、次々と進化発展し我々生き物まで全てを作ってきました。
この宇宙そのものは当然の如く、一瞬たりとも留まることなく、進化発展する方向へものを進めていこうとする流れがあるのです。
私は宇宙のこの流れを「宇宙の意志」と言っております。
森羅万象あらゆるものを進化発展する方向へ流れていく流れ、あたかも神様の意志のような宇宙の意志があるのです。
この宇宙の意志は誰かが命じてやっているわけではありません、宇宙の意志はこの宇宙空間に偏在しているのです。
どこにでも、隙間なく充満していることを偏在しているち言いますが、宗教家はよく「この宇宙には愛が充満しています、愛が偏在しています。」と言われます。また、「仏の慈悲の心が偏在しています。」とも言われます。
実は宗教家の言われるものと同じなのです。すべての物を進化発展する方向へ導く様な意志が、この宇宙には存在するのだということを宗教家も言っているのです。 
宇宙に流れている意志はすべての物を愛し、良くして上げたいという、一方的に良くしてあげたいという愛が流れておりますから、それらに同調する心を我々が持っていなければなりません。我々は企業経営者ですから、他人を蹴落としてでも、足を引っ張ってでも自分が金儲けをしようと思っても、宇宙そのものにはその様なものがありませんから、宇宙の意志と同調しませんし、調和もしません。
自分の心が宇宙と意志と同調するような心であった場合、宇宙というものは放っておいても良くなるようにしてくれるのです。
自分の会社は発展しなくて良いと思っても、宇宙と同調すような心であれば、発展していくのです。
そのために、私は冒頭に「心を高める」ということが必要である言っているのです。
そんな事で本当に自分の会社が良くなるのか?と思われる方がいるかもしれませんが、無生物である素粒子でさえ、中性子、陽子を作り原子核を作り、素晴らしいこのような宇宙を築きあげたのです。
これは宇宙の意志のおかげで、一瞬たりとも留まらず進化発展し続けているからなのです。
自分の仕事はせずに、他人さんのためにだけに人助けばかりをしなさいと言っているのではありません。
自分に力が余っていれば是非人助けをして下さい、ただし、その前に自分が生きるために必死に、誰にも負けないくらいの努力をしなければなりません。
そして自分の会社を立派にし、経営者が心に抱くものは素晴らしく美しいものでなければなりません。愛に満ちた心で、そういう心で日常を接しなさいということです。
私が今お話したこと、「心を高める」ということを聞かれて皆さんは自分がそのようになれるのかと心配されると思いますが、実は私も含めてなれないのです。
なれないけれど、「なりたい」と思っていることが大事なのです。
90%くらいの人は心の大事さ、心を立派にしようということを思ってもおりません。
心を高め、心を美しくしなければならないと思っていることが大事なのです。
しかし、いくら努力をしても、本当に美しい心にはなれないのです。
それは何万人に一人ぐらいで、そういう人を悟りを開いた人といいます。
悟りを開いた人は、何もしなくても全てのことができます。全てのことを見通すことができます。
実は美しい心、心を高めることが悟への道なのであります。
美しい心になりきった時は、悟った状態なのですが、しかし凡人にはなれるわけがないのです。いくら努力してもなれるわけがないのです。
私自身、一生懸命に偉そうなことを言っておりますが、こうして喋っていること自体、実は自分自身の心を浄めようとしているのです。
私がこの様に偉そうなことを言えば必ず反動として、『あなたはどうなんです?』と私自身を責める自分が出てきますから、私自身更に務めなければならないとういう繰り返しが人生だと私は思います。
「企業はその人の器以上にならない」とどなたか仰いましたが、その器とは、その人の心であり、人柄であります。器を大きくしようとすることは、心を浄めよう、心を立派にしようという意味なのです。
先程『あなたの心のままですよ!』とお釈迦様の言葉を話しました。心によって世間が現れますよと言ったことと同じで、あなたの器の分しか企業は大きくなりませんというのは、そういう意味です。

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自己紹介

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所属:USAC SYSTEM Co.,Ltd.
役職:SI事業部 部長
誕生:昭和37年
        天秤座 B型
育ち:大阪 十三出身
現在:奈良県大和高田市
特技:剣道初段
        アマチュアボクシング
        フルマラソン4:30の体力
座右の銘:我以外皆我師
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経歴:
若い時代はセブンイレブンと呼ばれていました。
倫理法人会会員
週一回早起き実践中

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