人となるには 『菜根譚』
モチベーションアップのお話し 第71話
中国の明代末期に生きた洪自誠は、その著『菜根譚』の
中で、「友と交わるには、すべからく三分の侠気を帯ぶべし」
と述べ、続けて「人となるには、一点の素心を存するを要す」
と記しています。
「侠気」とは、利害打算を超えて行動する心意気のことであ
り、昔から弱さを助け強きをくじく任侠道の原点ともされてき
ました。「三分」とは、ほどほどのバランス感覚でということで
しょうか。友を助けるのは良いのですが、押しつけになっても
いけないということです。
「素心」とは、何の偏見を持たず素直に物事を受け入れる純
真な心で、真の人となるために大切な要素であり、それが侠
気の元でもあるでしょう。
私たちの社会は、基本的に「ギブアンドテイク」によって成り
立っていますが、すべて損得勘定で働くというのも、それは寂
しいものです。
困っている人がいても見て見ぬふりをする人が増えていると
言われる現代ですが、大いに侠気の精神を発揮して、ギブの
精神に徹していきたいものです。
今日の心がけ●積極的に人を助けましょう
勝間和代さんの本には「ギブ5乗」の法則が書かれています
ギブを与え続けることが、実は1番の近道になるのも知れません。

