出番を待つ 西郷隆盛

モチベーションアップのお話 第57話
「人間、一人前の仕事というものは、高が知れている」。こ
れは明治維新の英傑・西郷隆盛【さいごうたかもり】の残し
た言葉です。
薩長盟約【さっちょうめいやく】、討幕挙兵【とうばくきょへ
い】、江戸無血開城などに手腕を発揮し、一挙に明治新政
府でも廃藩置県【はいはんちけん】を断行するなど近代国
家の基礎固めに大きく貢献した西郷にして、この言葉です。
西郷が歴史の表舞台に立つまでには、32歳から37歳
まで約5年間の遠島生活を送らなければなりませんでした。
しかし西郷は、この逆境の中でいっそう勉学に励み、心胆
【しんたん】を練り、自らの出番を静かに待ったのです。
私たちが、いつも時間に追われているような気がするの
は、達成すべき人生の目標と自分の現状とを見比べ、焦
りを感じてしまうからです。しかし、目の前の仕事に最善を
尽くしていれば、先のことをあれこれと思い悩む必要もあり
ません。
仕事へのやりがいと喜びに、持てる意識を集中しましょう。
今この瞬間にある幸せを感じることが、心にゆとりをもたらし、
「出番」を呼び込むのです。
今日の心がけ●最善を尽くしましょう
西郷隆盛は、盛和塾でも稲盛塾長推薦の偉人です。

