SOA基盤を活用したシステム事例
SOAはService-Oriented Architectureの略語で、「サービス指向アーキテクチャ」と訳されます。
SOAは、略語ではない1つの単語のように「ソア」と発音されたりもします。
SOAが果たす機能は、共通のプラットフォーム、プロトコル、再利用可能なコードなどを基盤としたITアーキテクチャです。SOAを使えば、企業全体でサービスとビジネスプロセスをサポートして、これらを接続することができます。
SOAは基本的に、組織の中と外のITインフラ全体にわたって緩やかに結合された機能の集合のことで、これらの機能が通信し合って特定のサービスやビジネスプロセスが実現できるのです。
SOAを使わない場合は、お互いの対話が難しくて連携に向かない独立型のアプリケーションを使い続けることになります。SOAでないアプリケーションは、かなり限られた機能を実行するように設計されていて、コードの再利用が簡単ではないことが多いです。他のアプリケーションと通信できるように変更したりカスタマイズしたりするのは、コストもかかって面倒なのです。
実際にはどんなふうに使われているかご紹介します。
京都市に本社を持つ村田機械は、ファクシミリ、デジタル複合機、繊維、工作機械など幅広く製造。情報機器の製造拠点の大分工場ハ、2002年にSCMを強化した工程管理システムを稼動させリードタイム大幅短縮を実現。2006年には、見込み生産による不良在庫の問題解決等、より一層の効率化に着手しました。
本社の総合データベースとSOAを採用した基盤ソフトを介して接続し、受注とリアルタイムにリンクした工程管理システムをこのほど稼動させました。受注に基づいて製品ごとに識別用の無線ICチップであるRFIDタグを自動発行し、工程ごとの進捗をチェックする仕組みを構築し、本社からも製品がどの段階にあるか即時にわかるようになっています。
業務革新と並行してシステム革新も進行させ、在庫率を約74%圧縮しつつ顧客起点の翌日生産
、即日デリバリーが可能となった。マーケットに近い場所で最適地生産を志向する村田機械にとって、大分工場での成功は大きい、現在この仕組みを中国の製造拠点にも拡張しており、順調に稼動しはじめたところである。中国の生産動向も本社で管理できるので、日本人の駐在員も減らせるメリットが
生まれた。当社も村田機械の情報システム部門のムラテック情報システムとはパートナー企業として
付合いがあり、弊社ユーザー様への今後のシステム構築をご紹介していきたいです。
(参考:日経新聞9/27第2部)

