日本の物流コスト
昨日、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)の会員研究会にて、「日本の物流コストの調査報告」がおこなわれました。
この調査は92年から継続されているもので、実際に企業アンケートに基づいて推計されており、物流コストについては唯一包括的なデータであるといわれています。
調査結果によると、2007年度の売上高に占める物流コストは全体平均で4.84%、前年より0.17ポイント低下しました。
調査期間が少し前であるためか、原油高の影響がまだ物流コストに出ていない、また、内航海運業の集計方法が変更されたため、物流コストが低下したという報告となったと発表者はコメントしていました。
しかし、業種別に見るとかなりの開きがあります。
製造業では、食品(要冷)9.10%、繊維8.77%、食品(常温)5.80%、医薬品1.03%、卸売業では、繊維衣料品7.39%、食品飲料6.62%、日用雑貨5.67%、小売業では、通販12.39%、量販店3.04%、などです。(いずれも売上高対物流コスト比率)
また、卸売業では物流コストの増加が売上高の増加を上回っているというレポートもあり、業種や個別企業によっては昨年より物流コストが増加しているところが多いといえます。
そして興味ある「物流コスト削減策の実施状況について」ですが、最も多かった回答は、1位が積載率の向上、2位が在庫水準の削減、3位が保管の効率化となっています。
私たち物流業務の改善やシステム構築をおこなうものにとって、売上高に占める物流コストの比率は常に意識する重要な数値です。
今後も、物流コストの削減やサービス向上につながるよう力になれればと思います。
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