「楽天」成長の要因とは
昨日は、東京・明治記念館で開催された、財団法人流通システム開発センター主催の新春トップセミナーに参加しました。
財団法人流通システム開発センターとは、ご存じのとおり日本国内におけるバーコードの管理をしている組織で、各業界の流通システムの標準化を推進する、経済産業省の外郭団体です。
昨年、小売業や卸、メーカーなどとの共同プロジェクトを通じ「流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)」を発表し、従来のJCA手順からインターネットを利用した新たなEDIへシフトするよう働きかけています。当社のEOS名人もまさに流通業のEDIパッケージであり、このBMS対応をすませ、小売業の動きをキャッチアップしていることろです。
「流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)」に関心がある方は、こちらより小冊子をご提供していますのでご覧ください。
さて、この新春セミナーの基調講演では、楽天の会長兼社長 三木谷浩史氏の講演があり、なぜ楽天がこれまで成長できたのか、その要因や企業のコンセプトなどを解説し、今後10年に起こるであろうインターネットの世界についても触れられました。
楽天が創業した10年前は、大企業もネットショッピングを立ち上げたが成功しなかった。しかし、楽天市場はなぜここまでの成長を遂げたのか。その大きな要因は「ネットの可能性を誰よりも信じた」からだといいます。
そして、楽天市場は他のモールとは違うのだと、次のようにインターネットの本質を見抜いたそうです。
・ネットショッピングは究極の対面販売
・販売者に編集権を与えた
・ショッピングをエンターテイメントとして考える
このように、楽天は「商品」が主役ではなく、「店長」を主役と位置付けたことが、他のモールを大きく引き離した要因なのです。
また、「自己否定を常に繰り返すこともポイントである」と三木谷氏。
成功しても同じサービスを続けるのではなく、登録商品数の制限や課金体系を見直し、商品データベースのWebAPIを公開するなど、常にサービスを見直し新たな取組みをされています。
創業当時、地方の個人商店を1件1件営業に回り、苦労を重ねて楽天市場を築き上げた三木谷氏は、次のような言葉をカードに記しておられます。
世界一のインターネット・サービス企業へ
成功の5つのコンセプト
1.常に改善、常に前進
2.Professionalismの徹底
3.仮設→実行→検証→仕組化
4.顧客満足の最大化
5.スピード!!スピード!!スピード!!
楽天の強さは、ネットショッピングの可能性を誰よりも信じてビジネスモデルを作り上げたことに加え、このような成功のコンセプトが社員1人1人に浸透していることが大きな原動力であるのだと感じました。
○楽天10周年の軌跡
http://www.rakuten.co.jp/event/10th/history/tech/
○三木谷浩史氏の著書
「成功のコンセプト」
