内部統制と物流
「あなたの会社の社長は、受注から出荷までの業務フローを説明できますか?」
「たとえ物流業務を外部に委託していたとしても、出荷や棚卸し業務が適正であることを説明できますか?」
難しい質問ですね。
でも、2008年には答えられるように準備しなければなりません。
今日、内部統制ソリューションフォーラム in NET&COM 2007で、弁護士の牧野二郎さんの講演「企業特性を活かした内部統制のあり方」を聞いてきました。
非常に分かりやすい講演でしたので、少しご紹介しましょう。
主なポイントは、
・会社法内部統制は上場企業に限った制度ではなく、上場企業の関連企業や取引先企業にも関係する。
・よく業務の「見える化」というが、何が見えないかをはっきりさせることが大切。
・トップは「知らなかった」では済まされない。
・うその報告をしてはいけない。
・業務の適正を確保する体制の整備が求められている。
・体制整備では、①ルール化、②業務記録、③点検、自己点検、④(第三者による)監査、改善提案の4つが重要。
・ITによる統制が必要といわれるが、電子メールの記録保存も必要。業務改善の指示は口頭で済ませず、必ず電子メールでも併用し保存しておくこと。
・業務を外部に委託していても、同レベルの内部統制報告書が求められる。
など。私もまだ勉強中。たくさんあげても覚えられませんので、今日はこれくらいにしておきましょう。
内部統制というと財務報告の正確性が注目されがちですが、(冒頭の質問のように)物流センターの業務の適正化やリスクの把握も重要ではないかと考えています。
でも、あせる必要はありません。
まだこんな企業が多いと、牧野先生が言っておられました。
ある企業「ノートPCを無くしてしまいました・・・」
牧野先生「そのノートPCには何が入ってましたか?」
ある企業「・・・。」
ノートPCに何が入っていたか、そもそも何台のノートPCが今持ち出されているか、正確に答えられる企業はまだほとんどありません、と。
今年は、内部統制がブレイクしそうです。
